先日横浜で「鬼」若手の合同句集『水の星』の合評会があって、相子智恵さん、杉本徹さんとともに私も評者を務めてきた。
句集に参加した作者だけの内輪の会かと思って行ったら、会議室に31人ほどが聴きに来ていて人が多いのに驚いたが、そのあと飲み会の席上で、宮本佳世乃さんと田島健一さんが「きれいな短冊」なるものの売り込みを急に始めた。
句会用の短冊といえばその辺の紙をその都度切って使うのが普通と思っていたが、あえてきれいな紙を使って、100枚綴りにした短冊を390円で売るのだという。
以下は田島さんのツイートから。
《すごく、高度な機能はもっていません。見る人によっては、ただの細長いメモ帳に見えるかも。でも、よく見てください。「きれいな」こころでみつめてもらえば、とても「きれいな」短冊です。機能よりも「きれい」重視。》
《もちろん、句会の短冊はウラ紙で十分!という方は、そのままウラ紙をご利用くださいませ。「きれいな短冊」は、それを必要としている人の手元にだけ届きます》
《今回「きれいな短冊」をつくるにあたって、機能的なものはすべて排除しました。それがあなたにどのような効果をもたらすのかは、あなた自身の目でみつけてくださいませ。》
《俳句も「きれいな短冊」も、その「意味」は、あなただけに、あなたのために、開かれている。》
飲み会のときにもう「ジャパネットたじま」などと呼ばれていて、何でこんなことを始めたのかよくわからないのだが、現場では宮本さんのセールス上手なのに驚かされた。「これで生活が成り立つかな」などと冗談で言っていたが、成り立ったら私も雇ってもらうべきか。
商品見本、山田露結さんが実際に句を書いてみた写真はこちら。
ツイッター上で「#きれいな短冊」なるハッシュタグも出来ている。
ご紹介ありがとうございました。
引き続き、きれいな短冊をよろしくお願いいたします。
なお、ご注文はメールで承ります。
投稿情報: tanzaku-ya | 2011年8 月 8日 (月) 00:59
「短冊屋」でアカウントも出来てますね。
http://twitter.com/#!/tanzaku_ya
投稿情報: 関悦史 | 2011年8 月10日 (水) 18:34