« 【十五句抄出】掛井広通句集『父母』 | メイン
2025年3月ジャプラン
『アンドロメダの咀嚼音』は小川桂(1937 - )の第1句集。
著者は「形象」会員。
風花や太陽しずかに失禁す
むかしむかし子宮にあった毛糸玉
縁切りがはびこっている茸山
雑居ビル六月の血を地下に
白桃なり試着室では水になる
平均台月のサラダを考える
冷凍魚の午後から星を抜く作業
けむり茸海の気配が二、三秒
時計屋が殺されに行く大花野
コスモスの影をつかんで印度まで
立ち読みの梟がいる紀伊国屋
号泣のはじめは雫雪解川
丸木舟芽を出す事を考える
水仙の話そろそろ根に移る
明るいな表層雪崩情事かしら
※本書は著者より寄贈を受けました。記して感謝します。
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