《『小熊座の俳句 三十周年記念合同句集』を読む》に仙田洋子が鑑賞文、小林貴子、川口真理、佐藤文香、鴇田智哉、渡辺誠一郎が50句選を寄せている。
栗林浩「昭和・平成を詠む(10)」は大串章インタビュー後編。
宇井十間「鬼房俳句と戦争について」は、先日の鬼房俳句大会のシンポジウムでレジュメとして配られたもの。
人間に翼なけれど春日影 高野ムツオ
霾や瓦礫に立つは詩の神か
原子炉は寂しい女陰春の雨
戦争は紙の薄さにはじまりぬ 渡辺誠一郎
アテルイのここに生まれて春の蛇 越高飛騨男
水中とときどき気付く寒の鯉 中井洋子
亡き人に花の咲く音聞こえをり 関根かな
置き去りの五年廃墟に蝶生まる 阿部流水
我といふブラックホール春キャベツ 小野 豊
疎ましき髪ほめらるる桜の夜 高橋彩子
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