栗林浩「昭和・平成を読む(5)」は有馬朗人インタビュー前編。
第8回小熊座賞結果発表あり。
羽黒山五重塔は葛の奥 高野ムツオ
死ぬ前に舐めるとすれば秋の虹
鉈豆のここが勿来とぶらさがる
冬瓜やギリシャの神は妻恐れ 春日石疼
抽象の都市に縺れて秋の蝶 増田陽一
アコーディオンは旅する楽器秋燕 さがあとり
まっさきにわが眼窩へと秋の風 渡辺誠一郎
フクシマへ始祖鳥が発つ晩夏光 八島岳洋
星屑の浮かぶブルーのインク瓶 佐藤成之
心臓が夏野に染まるまで歩く 土見敬志郎(第8回小熊座賞受賞20句より)
オリオン座星雲だったのか君は 佐々木とみ子(第8回小熊座賞受賞20句より)
佐々木とみ子氏の名の脇に線。亡くなったらしい。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。