「円錐」(編集委員:澤好摩・橋本七尾子・山田耕司・今泉康弘)第63号(2014 Winter)から。
今号から編集実務が澤好摩から山田耕司に代わり、例の特徴的だった印字のずれたワープロをそのままコピーした誌面ではなくなった。
小林恭二の特別寄稿連載「澤好摩俳句鑑賞」2回目は「澤好摩の俳句「立句と平句」」。
小特集は「原田浩佑とは?」で、第4回芝不器男俳句新人賞坪内稔典奨励賞受賞作品他を掲載。
今泉康弘「寺山修司と「差別語」――その書き変えの問題」は角川文庫、や新書館『寺山修司俳句全集』がいわゆる差別語が編集者によって勝手に改変されている件について。これは外山一機が時評で取り上げているので、そちらを参照。
私の学生のころから、角川文庫版の日本近代文学が国文学研究には危なくて使えないとはされていたが、寺山の著作の改変は漢字・かなだけではなく、単語のさしかえにまで及んでいた。
骨盤に青いかぼちゃを供えけり 原田浩佑
秋は気だるき花瓶に布をしきましょう
いとけなき羽の跡ある蝉の殻 澤 好摩
枝豆や脱ぐにバンザイさせあうて 山田耕司
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Leoš Janáček: Suite for string orchestra - Pittsburgh Symphony Orchestra, Manfred Honeck (HD 1080p)
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