「鷹」(発行:小川軽舟)2014年12月号から。
インタビュー「特集・2014年回顧 創刊50周年の年をふりかえって――主宰に聞く」と、同人自選一句を掲載。
ロープウェー深空行き交ふ落穂かな 小川軽舟
朝日また夕日に似たり破芭蕉
山寺に公衆電話冬隣
水破り錨出でくる秋暑かな 奥坂まや
鹿肉のかたまり赤しやるせなし 布施伊夜子
潜水艦浮かぶ引退秋の暮 細谷ふみを
人死んで写真の嵩や秋日差す 兼城 雄
不義の子を塔に閉ぢ込め冬の薔薇 髙柳克弘
蝗戦け七十億が穀食む音 竹岡一郎
《小川 鷹を辞めた作者も入れたのは立派な見識だというようなお褒めをいただくことがあって、ちょっと意外ではありました。むしろ勝手に入れたとお叱りを受けるのではないかとひやひやしてたので。》(「鷹の百人 鷹年譜」について。「特集・2014年回顧 創刊50周年の年をふりかえって――主宰に聞く」/聞き手:髙柳克弘より)
*****************************************************
Leonard Cohen - Hallelujah
最近のコメント