「鷹」(発行:小川軽舟)2014年8月号から(前号をぐずぐずと上げずにいたらもう今月号が来てしまった)。
今号はインタビュー「俳人を作ったもの」第6回が載っていて、石田郷子が登場。
(「石田郷子ライン」について)
《私なんて話題にしてもしょうがないですよ、もったいない。》
(「自然」について)
《(……)畏れてもいますし。でも、テントを持って会いに行って、大地に寝っ転がったとき「ああ、ここが私の場所」だと思った気持もある。ここで死んでもいいというか、一体化してしまいたいという気持がすごくある。自分との区別ができないという感じです。》
(若い人へのメッセージ)
《私が言われてきたのは、句会のときに黙って披講を聞いて、選者の選や選評を聞きなさい、どの人がどれを選んだのかに耳を傾けて、自分で考えなさいということです。
今、自分で指導していて感じるのは、とにかく考える前にすぐ質問してくる人が多いということ。》(《石田郷子氏に聞く》「かけがえのない時間」 聞き手・髙柳克弘)
蛍光灯並ぶ天井梅雨に入る 小川軽舟
立葵小溝も潮の差しきたる
一睡に乗越して花吹雪をり 奥坂まや
人間の香が天に沁む敗戦日 竹岡一郎
ビル街にとよむいかづちカラヤン忌 景山而遊
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Richard Strauss - Don Juan op. 20 (Karajan - Osaka 1984)
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