「銀化」2011年12月号から。
青山茂根句集『BABYLON』特集があり、句集からの自選20句に続けて、私を含む3人が句集評を書いている。生駒大祐「砂と陶片」、関悦史「昇華のさなかで」、彌榮浩樹「向こうのシュルレアル」。
ごばうささがきしんまいのかやくめし 中原道夫
月落ちて蛇籠の漉せる水の音
十月十六~長崎/雲仙普賢岳吟行会
鳥渡るいまだ普賢嶽(ふげん)を迂回せる
木漏れ日の尽きたるところ薬掘 櫂未知子
空晴れて硝子の匂ひ林檎噛む 中村堯子
穴惑組織離るるとはこんな 原 和人
私と芋虫渋りつつ進む 青山茂根
火山とて人は離れず稲架を組む 小池康生
S・ジョブズ氏追悼
こころざし刻む林檎の歯型かな 志麻 茜
手かざせば水の流るる芒かな 彌榮浩樹
裏地より出で秋風となりにけり 山田露結
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Sinead O'Connor - Fire On Babylon(Live)
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