「麟」(代表・山下知津子、編集・駒木根淳子)2冊は先日お会いする機会のあった駒木根淳子さんが送ってくれたもの。
扉に「文学としての俳句」を掲げ、女性俳句史研究に特化している。
第32号から「【共同研究・女性俳句】阿部みどり女研究」がスタート。他に「現代韓国女性詩人たち」(森田進)が連載中。
如月の炎の底の透きゐたる 山下知津子
痛点は身深きにあり冬薔薇 染谷佳之子
焚火跡から白足袋のごときもの 飯野きよ子
牡蠣啜る身のくらがりを風の音 駒木根淳子
入力に疲れし眼ぼたん雪 野口明子
以上、第32号から。
薔薇剪つて薔薇剪つて子を遠くする 山下知津子
耿耿と灯り肉売場の薄暑
引出しに雲形定規麦の秋 染谷佳之子
大銀杏倒れおぼろとなりにけり 飯野きよ子
竹皮を脱ぎO脚の縄文人 駒木根淳子
囀や雲の亀裂を広げゐる 野口明子
以上、第33号から。
扉に「文学としての俳句」を掲げ、女性俳句史研究に特化している。
第32号から「【共同研究・女性俳句】阿部みどり女研究」がスタート。他に「現代韓国女性詩人たち」(森田進)が連載中。
如月の炎の底の透きゐたる 山下知津子
痛点は身深きにあり冬薔薇 染谷佳之子
焚火跡から白足袋のごときもの 飯野きよ子
牡蠣啜る身のくらがりを風の音 駒木根淳子
入力に疲れし眼ぼたん雪 野口明子
以上、第32号から。
薔薇剪つて薔薇剪つて子を遠くする 山下知津子
耿耿と灯り肉売場の薄暑
引出しに雲形定規麦の秋 染谷佳之子
大銀杏倒れおぼろとなりにけり 飯野きよ子
竹皮を脱ぎO脚の縄文人 駒木根淳子
囀や雲の亀裂を広げゐる 野口明子
以上、第33号から。
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