大分前に頂いた第2次「未定」2010年6月号(第90号)から。
表紙に「多行形式による俳句・短詩の実験誌」と明記されている。編集後記によると、この号から多行形式の専門誌となり、それに同意しない同人等は退会したとのこと。
見返しには高柳重信直筆の《船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな》の色紙の写真が掲げられている。
霊として
招く
魚 骨
配線図 神山姫余
天道
凛々
胎内に
芽吹く山脈 高原耕治
老残の
虚空
微風の
深紅の交接 高原耕治
蕉翁(セウオウ)の
山河に遊ぶ
行き交ひの
三世(サンゼ)かな 西口昌伸
葉裏に貼り付く目
円寂はまだ早やし 村田由美子
春は発作
尾で一生を
契りけり 山口可久實
洪水の果てに
輝く
インク壺 山口可久實
烈日の
言語女として
日陰りぬ 酒巻英一郎
表紙に「多行形式による俳句・短詩の実験誌」と明記されている。編集後記によると、この号から多行形式の専門誌となり、それに同意しない同人等は退会したとのこと。
見返しには高柳重信直筆の《船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな》の色紙の写真が掲げられている。
霊として
招く
魚 骨
配線図 神山姫余
天道
凛々
胎内に
芽吹く山脈 高原耕治
老残の
虚空
微風の
深紅の交接 高原耕治
蕉翁(セウオウ)の
山河に遊ぶ
行き交ひの
三世(サンゼ)かな 西口昌伸
葉裏に貼り付く目
円寂はまだ早やし 村田由美子
春は発作
尾で一生を
契りけり 山口可久實
洪水の果てに
輝く
インク壺 山口可久實
烈日の
言語女として
日陰りぬ 酒巻英一郎
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