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2008年11 月 4日 (火)

コメント

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野村麻実

> ひよめきや雪生(き)のままのけものみち

新生児を診察する(しているんですけれど)身としては、
とてもよくわかる句です。

とっても「ひよめき」はやわらかくてあったかくて気持ちいい。
それから、まだまだいつ亡くなるか、元気そうにみえてもわからない場所にいる神聖さ。
「ひよめき」を竹串で一突きしただけでも脳障害と感染で殺せるくらい無防備さ。
凄くステキな句だと思います!


花野かと踏み入り古墳又古墳

なんかそんな所にいったら、とっても幸せすぎて死んでしまうかも!
とイメージしましたが、そういえば古墳って石室がむき出しの場所では
冷たくて怖くてゾッとします。(絶対に中に入りたくありません。)

俳句はいろいろな角度から鑑賞ができるのがいいところだと思うのですが、
不安感、先の見えなさ感、不気味さ、迫ってくる夕暮れ(勝手な想像。)
恐ろしい句だと考え直しました。

恩田侑布子さんという方は、とても凄い句を書かれる方ですね!

関悦史

>野村麻実さま

ひよめき、素人には怖くてさわれない感じがしますよ。

花野と古墳の句、古墳自体はうちの近くにもあるもので(それも半ば自然に返ってしまってただの丘にしか見えないのが)、個人的には却って神秘性が感じにくくなっていますが、歴史の重層と古代の人の実存がいきなり立ち現われ、それがまた様式美に収まったような句ですね。

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