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2023年8月朔出版
『伴侶』は中岡毅雄(1963 - )の第5句集。
著者は「いぶき」共同代表。
草原に石鹼玉いま草のいろ
春満月桂信子と書肆であふ
アマリリス雨が綺麗とつぶやきぬ
生涯を秋の草摘むこのひとと
実南天まぶしく職に棄てられし
青鷺の塒はいづこ冬の月
苦しまず母逝かしめよ秋の星
汝と吾にしづかなるとき天道虫
海見えぬ日は海を恋ふ秋遍路
枇杷の花亡きひとの恩そのままに
縄跳の子にみづうみの光さす
慟哭は一度きりなる春の雪
おのづから充つるかなしみ百千鳥
歳月はひとを癒やさず紫木蓮
躁の日のあとの鬱の日雲の峰
※本書は著者より寄贈を受けました。記して感謝します。
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