「野郎共」(発行:名古屋中学校・高等学校文学部)第2号準備号(2018年8月)から。
俳句甲子園に出した句の一覧が載っているが、それ以外の活動記録もまとめてあって、みなあちこちのコンクール等で入賞している模様。
以下は各人10句掲載されているなかから1句ずつ抄出。
水底のゆつくり翳る鶏頭花 牛田大貴
黒板に再試の名簿夏立ちぬ 新家功大
東風吹くやテクノポップの響きあり 岩畑宙良
野良猫の肩甲骨や秋の風 細井淳平
卒業期一オクターブ指届き 原田 駿
賀状書く彼はもう東京の人 大野啓祥
血液の匂ふ隕石いわし雲 難波朔矢
打つ人の小さき背中や除夜の鐘 小林 空
甲板の木目艶めかしく秋思 塩崎達也
白魚の目は大きくて食はれたる 北本晃大
パーカーの紐を舐める子金盞花 横井来季
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