「里」(発行:島田牙城、編集:仲寒蝉)2014年5月号から。
特集は「男波弘志句集『瀉瓶』に甘茶を満たす」。書評=高山れおな、上田信治、一句鑑賞=五島高資、関悦史、相子智恵、他。
上田信治連載「成分表」百回記念の佐藤文香「信治さんへの手紙」、松瀬青々が大切にしていたという歳時記未登録
の復活季語or新季語「桃柳(ももやなぎ)」の応募句全披講も掲載。
堀下翔新連載「俳句雑誌管見」第1回は「違うかもしれない」。《本州に引越していちばん驚いたのは桜のことである。三月までいた北海道とはどうも様子が違う。》
春よイエス膝から下の象牙色 男波弘志
鹽と鹽もみ合ふ音か一書成る
藍と藍もみ合ふ音か一詩成る
フィアットもベスパも駐まりミモザ買ふ 星野早苗(特別作品)
ピランデッロの墓燃えてゐる春の闇
囀の一羽は花を食べてをり 上田信治
春愁の水上バスに古代地図 水内和子
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J.S. Bach - St. Matthew Passion BWV 244 (1971)
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