「静かな場所」(発行:対中いずみ)No.12(2014年3月)から。
大榾に花活けありぬ利休の忌 瀧澤和治
喉あいて飲みものとほる露台かな 森賀まり
掃除機を後ろに曳いて青葉冷
突ッついて裏返してや京の甘鯛(ぐぢ) 和田 悠
木の股に分け入りひらく芭蕉かな 対中いずみ
立子よく肩凝つてをり冬薔薇
天牛を摑めば螺子の巻き上がる 満田春日
原稿料入れば旅へ花柊
水仙や運動靴は泥まみれ 木村定生
《心服した師を喪うこと、その後己れを頼りに句づくりを続けることはつらいことではあるが、しかし、それでも心から師事し得た人がいるということは幸せなことだと思う。龍太師は、心に尊敬する人を持つことの大切さを言われた。同時に「新人に対する関心を失ったとき、そのひとの進歩は止まる」とも。》(対中いずみ「編集後記」)
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YMO@EXPECTING RIVERS
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