歌誌「井泉」(編集発行・竹村紀年子)第56号(2014年3月)から。
招待作品に和合亮一の詩「詩ノ黙礼」。
リレー評論「現在の批評はどこにあるか」、今号は広坂早苗と喜多昭夫。
国見朝子歌集『海光』評に小島ゆかりと喜多昭夫。
蜂蜜入りパンかじりゐる冬の午後原発もテロもとんと忘れて 山本令子
「痩せたね」の一言きけばいかにせんおだやかならずわれ癌病みて 横地久代
今少し夢を見ようかリフォームの成りたるキッチンの白き空間 石原伸子
駅前の余白のような方形がよくもわるくも白菜畑 加藤ユウ子
題詠「ガラス」に透くそれぞれの歌ごころ嘉し合ひつつ教室始 竹村紀年子
「STAP細胞」発見を言祝いだ歌が幾つかあった。その後の暗転は想像の外だっただろう。
*****************************************************
Dino Saluzzi / Anja Lechner / Felix Saluzzi_Nostalgia Festival Poznań 2013
)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。