今月もあまり読めず。
徳間文庫版で読んだ都筑道夫『未来警察殺人課』は来月、創元推理文庫からシリーズ全作をまとめた一巻本が復刊される。
伊藤桂一『静かなノモンハン』などは、今こそ読むべき時なのだろう。あるいは星新一『人民は弱し官吏は強し』なども。
レイ・ブラッドベリ『黒いカーニバル』ハヤカワ文庫・1976年
《幻想の魔術師、抒情の詩人が初めてこの世に姿を現わした記念碑的短篇集『ダーク・カーニバル』。 幻の名作として有名なこの短篇集を中心に、パルプ雑誌などに発表され、その後埋もれ、忘れ去られていた初期の幻想的な短篇24篇を精選。深夜のカーニバルで、団長の乗る観覧車が逆まわりを始めるたびに奇怪なことが発生する「黒い観覧車」独特の審美の世界を結晶させた衝撃的小品「乙女」少年時代の夢に守られ、戦火の中を生きのびて行く兵士の物語「戦争ごっこ」さらにあらたに訳出された「棺」など、創作ヘの情熱に溢れた作品を収める珠玉短篇集》
収録作品=黒い観覧車/詩/旅人/墓石/青い壜/死人/ほほえむ人びと/死の遊び/時の子ら/全額払い /監視者/再会/刺青の男/静寂/乙女/夜のセット/音/みずうみ/巻貝/棺/ダドリイ・ストーンのすばらしい死/戦争ごっこ/バーン!おまえは死んだ!/児童公園
吉行淳之介『砂の上の植物群』新潮文庫・1967年
《中年の化粧品セールスマン伊木一郎が、偶然知り合った18歳の津上明子に求めるもの、明子に頼まれて誘惑する姉京子に求めるもの、そして妻の江美子に求めるものも、心ではなくただ女体であった。疚しさとも歪んだ心持ちとも無関係な、常識を破るショッキングな肉体の触れ合いの中に、真の性的充足を探り、性の根源にメスを入れた野心的長編。姉妹編を成す『樹々は緑か』を併録。》
収録作品=砂の上の植物群/樹々は緑か
内田百閒『随筆新雨』旺文社文庫・1982年
《造り酒屋の息子である百鬼園先生が語る酒飲みの弁「酒光漫筆」、高利貸とのつきあいを綴った「棗の木」、宿屋にお茶代をやりすぎて帰りの汽車賃が二銭足りなくなった学生時代の思い出「二銭紀」……昭和十二年に刊行された第七冊目の百鬼園随筆文集。》
星新一『人民は弱し官吏は強し』角川文庫・1971年
《大正期に後藤新平の応援によって彗星の如く出現した星製薬。洋行帰りでスケールの大きい合理主義者星一(ほしはじめ)は,政敵による後藤新平失脚の陰謀の犠牲となって、官憲の圧迫で、再起不能にちかい打撃を受ける。この作品は、官僚組織に代表される文明の恥部と、屈服することなくそれと戦い続けた不思議な男の物語である。》
星新一『人民は弱し 官吏は強し』|新潮社
都筑道夫『未来警察殺人課』徳間文庫・1982年
《人類がこの新しい地球に移住してきてからすでに数十世紀が経過しているが、ここではもう殺人事件は起らない。予防医学の発達で、コンピューターとテレパシストによって殺人願望をもつ人間は事前に発見され、矯正不能と判定されたものはひそかに処分されるからだ。その執行者が各国の警察3課、即ち殺人課である。さて、東京の殺人課に属する星野刑事の活躍ぷりは? 俊才がSFスタイルで描く活劇推理集。》
収録作品=人間狩り/死霊剝製師/空中庭園/料理長ギロチン/ジャック・ザ・ストリッパー/氷島伝説/カジノ鷲の爪
未来警察殺人課シリーズ
ヴォンダ・マッキンタイア『脱出を待つ者』サンリオSF文庫・1984年
《大壊滅後の地球――。
かろうじて生き残った地球人の子孫たちは、地下に洞窟都市を作って、生存を維持していた。〈中央〉と呼ばれる洞窟都市は、原子力発電所やその他の供給施設を管理する〈ファミリー〉と、〈天球〉と呼ばれる地球人の祖先たちによって作られた宇宙都市との貿易を独占しているブレーゼの一族によって支配されていた。
〈中央〉からの脱出を夢見る少女ミーシャは、ブレーゼの住む〈石の宮殿〉に忍び込んで、宇宙船の仕事に就けるよう直訴するが、むごく鞭打たれただけだった。
その時、ひどい嵐の中を〈天球〉の宇宙船が一隻着陸した。その宇宙船には、かつて地球で生まれた盲目の元航行士と、彼女に付き添う青年ジヤン・ヒカルが同乗していた。
魑魅魍魎たる洞窟都市と荒廃した地球に絶望して、〈天球〉への脱出を計る少女の愛と冒険の物語を描く、清冽なファンタジーSF。》
眉村卓『かれらの中の海』講談社文庫・1975年
《あらゆる生命の源である海。人間の暴カで死に瀕している海。……苛酷な生存競争に疲れ、死を決意して沖へ向った一人の青年を救い訓練の後、再び地上へ送り返したのが、銀河連邦から派遣された宇宙よりの使者。人間に海を甦らせる事が果して可能か? SFの手法を駆使して、物質文明を断罪する警告の書。》
アーサー・C・クラーク『2001年宇宙の旅』ハヤカワ文庫・1977年
《原始的な道具さえ使うすべを知らず、時代遅れになった本能の命ずるままに滅びの道をたどるヒトザルたち。 しかし、彼らは謎の石板によって進化の階梯ヘー歩を踏み出した。そして三百万年の後、人類は月面に同じ石板を発見したのだった。この石板は人類にとって何を意味するのか? また、宇宙船ディスカバリー号のコンピューターハル9000は、なぜ人類に反乱を起こしたのか? ディスカバリー号の唯一の生存者ボーマンはどこに行き、何に出会い、何物に変貌したのか? なぜ……? 巨匠クラークが、該博な科学知識を総動員してひとつの思弁世界を構築する現代SFの金字塔!》
2001年宇宙の旅 決定版
夏樹静子『天使が消えていく』講談社文庫・1975年
《6月の台風の夜、ホテル玄海で泊り客の男が殺され、あいついでホテルの経営者蟻川国光も不審な死をとげる。そして、重症心臓疾患児ゆみ子の母、神崎志保の凄惨な死。婦人記者砂見亜紀子は、ゆみ子への愛にひかれて事件の真相を探る。3人の死をつなぐ鍵は? 福岡を舞台のサスペンスに満ちた長編推理。》
夏樹静子『見知らぬわが子』講談社文庫・1976年
《家政婦に面倒みてもらっていた愛娘が、いつの間にか瓜ふたつの他人にする替えられた。そして夫の愛人だった女からの電話で、私は夜の海辺に呼び出される。そこには夫の死体があった。不可解な犯罪の連続は、私の出産についてまで黒い疑惑を生むのだった――。気鋭女流作家のきめ細かなサスペンス秀作集。》
収録作品=見知らぬわが子/襲われて/暁はもう来ない/死ぬより辛い/断崖からの声/緋の化石/死人に口有り
かんべむさし『俺はロンメルだ』講談社文庫・1980年
《俺はロンメルである。あの砂漠の孤と謳われた、ドイツ国防軍のロンメル元帥である。株式会社ペンタブレーンに勤めている。このアイデア・ゲリラ集団には、エジソンもサッチモも桂春団治もいる。そして、次々と奇抜な発想を生みだしていくが……。表題作ほか10篇を収録する、かんべむさしの奇想天外SF短篇集。》
収録作品=ならやま審議会/見えるみえる/子宝船の出発/逃げる/心がわり/まわる阿弥陀仏/記憶の欠落/蛸足エレジー/伸びるのびる/俺はロンメルだ/道程
吉行淳之介『薔薇販売人』角川文庫・1972年
《鋭敏な感覚と独自の技巧を凝らして、男女の機微と心理を精緻に描く著者初期自選集。ここには詩の小径を経て散文の森へ踏み入れ歩みはじめた著者の、清冽な香気と乾いた抒情に貫かれた文学の秘密と源泉がある。処女作「薔薇販売人」をはじめ、芥川賞受賞の名作「驟雨」、同候補作「ある脱出」の他「藁婚式」「水族館にて」等を収む。》
収録作品=薔薇販売人/ある脱出/藁婚式/谷間/祭礼の日/重い軀/夜の病室/水族館にて/驟雨
国枝史郎『神秘昆虫館』国枝史郎伝奇文庫・1976年
《永生の蝶、
永生の蝶!
雌雄二匹の蝶がいて、
神秘の伝説を持っているという……。
時代は天保十一年(一八四〇)の新春、
ふとした事件から蝶の存在を知った一式小一郎は、
その蝶を求めて剣侠の旅に出た。
だが、
彼の前に、
同じ目的で立ちふさがる南部集五郎。
恋と欲望と、
正義と邪悪と、
全編にみなぎる伝奇ロマンの痛快さ!
はたして、
永生の蝶に秘められた神秘は何? そして、
江戸四方五十里内にあるという神秘昆虫館とは……?》
竹内洋『社会学の名著30』ちくま新書・2008年
《「社会」をどうみるか?われわれもその一員でありながら、いやそうであればこそ、社会をとらえるのは実はとても難しい。社会学は、一見わかりやすそうで意外に手ごわい。ただし、良質な入門書、面白い解説書に導かれれば、見慣れたものの意味がめくるめく変容し、知的興奮を覚えるようになるはず。本書では、著者自身が面白く読んだ書30冊を厳選。社会学の虜になることうけあいの、最良のブックガイド。》(「BOOK」データベースより)
黒岩重吾『朽ちたホテル』角川文庫・1981年
《昼は西成にある場末のアパートに住み、夜は一流ホテルに現れて金持ちの客を漁る高級コールガール田川麻代子。
しかし、その夢は大きくいつか東京でナイトクラブを開くことだった。そして、有名大学生を装って彼女に近づき、もてあそんでいったスケコマシのあの男に復讐することだった。
だがある日、かたときも忘れずにいたあの男と、意外な再会をしたのだった。
ふきだまりの人生を生きる人々を描ききる傑作集。》
収録作品=朽ちたホテル/残酷な花/夜の太陽/白い手の傷/ガラスの棺
黒岩重吾『水の中の砂漠』角川文庫・1979年
《画商の佐米田は、十年ぶりに水の都ペニスを訪れた。だが、そこには、才能を認められながらも絵筆を捨ててしまった挫折感と、妻ナターシヤを交通事故で失った哀しい思い出だけしかなかった。
そして今、過去の日々をたどりながら来たカジノで、彼はルーレットに熱中する一人の日本女性に、あのナターシヤの面影を見出した。
カンツォーネの聞こえるゴンドラの中で、夕暮れ迫るレストランの片偶でl二人の愛は育っていった。しかし、彼女には何かにおびえているような落ち着かぬ気配があった……。
哀愁の恋を描く表題作他4篇収録。》
収録作品=水の中の砂漠/黒い痣/雨と青い花/蟻の巣/幻の広告
山内令南『作品集 夢の誕生日』あざみエージェント・2013年
《2011年、小説『癌だましい』で第112回文學界新人賞受賞直後に食道癌で他界した小説家・山内令南が人生の最期に咲かせた美しいことばの花。 生前から死の間際まで書き綴った、詩・川柳・俳句・短歌などの作品を収録。 「山内令南のことばは、心を通るものすべてを光に変えて、美しい影を引く。文学の夢とよろこびを伝える」(現代詩作家・荒川洋治) 》
横溝正史『金田一耕助の冒険』角川文庫・1976年
《「万引きだ!」宝石店から足ばやに去る謎の女を追って、店員が飛び出して来た。だが、追いついた瞬間、彼はエビのように身体をねじまげ、霧深い歩道にくずれおちた。あたりには、たちまち生々しい血潮が……。
ストールと色眼鏡で顔を隠した女が犯人と目され、さすがの金田一も打つ手がない。そんな時、同じ手口の殺人事件が起き、現場から有力な手がかりが発見された。
ご存じ、名探偵金田一耕助が数々の難事件に挑戦、鮮やかな推理を展開する連作推理小説。「霧の中の女」ほか10篇を収録。》
収録作品=霧の中の女/洞の中の女/鏡の中の女/傘の中の女/鞄の中の女/夢の中の女/泥の中の女/棺の中の女/瞳の中の女/檻の中の女/赤の中の女
眉村卓『眉村卓コレクション異世界篇Ⅲ―夕焼けの回転木馬』出版芸術社・2012年
《人生の疲れを感じ始めた中原、昼は働きながら小説家をめざす村上。
ある晩、飲み屋で出会った二人に、ねじれた記憶と時間を巡る奇妙な現象が始まった――。
日本文芸大賞受賞作「夕焼けの回転木馬」他、「照りかげりの旅」など3編。著書リストも掲載! 著者による「収録作品雑記」も併録。》
収録作品=夕焼けの回転木馬/照りかげりの旅/思いがけない出会い/うつつの壁
ディクスン・カー『夜歩く』創元推理文庫・1976年
《パリ警視庁を一手に握る名探偵アンリ・バンコランたちが見張るクラブの中で、新婚初夜の公爵が無惨な首なし死体となって発見された。しかも、現場からは犯人の姿が忽然と消えていた! 夜歩く人狼がパリの街中に出現したのだろうか。不気味な犯人の魔の手は、さらに第二の犠牲者を求めて、差しのべられる……!
本格推理の巨匠ディクスン・カーが自身満々、この一作をさげて登場した記念すべき処女作。その怪奇趣味をもっともよく伝える密室ものの巨編。完訳決定版。》
岩城成幸『ノモンハン事件の虚像と実像―日露の文献で読み解くその深層』彩流社・2013年
《今もなお、約3,500体の遺骨が砂に埋もれて眠ったままの戦場。ノモンハン事件は、決して第二次世界大戦の直前に起きた極東の「忘れられた戦争」ではない。その検証は、現在の諸問題を映す鏡である。》(「BOOK」データベースより)
都筑道夫『ダウンタウンの通り雨』角川文庫・1981年
《西連寺剛――タフで颯爽とした名探偵、というイメージにはほど遠く、いつも、ふところ具合がさびしく、疲れきって街をわびしく歩き廻る。だが、気に入った事件しか引き受けない、という心意気をもったファンタスティクな私立探偵だ。彼の小さな探偵事務所に、きょうもまた依頼人が訪れる。
――ハワイに留学した娘が行方不明になった事件、著名な漫画家からは、下町のどこかにあるという、首吊りのよくあった木を探せという依頼……。
ユニークな探偵が難事件を解決するシティ・ディテクテイブ・ロマンの傑作。》
収録作品=ダウンタウンの通り雨/油揚坂上午前二時/首くくりの木
ギャビン・ライアル『深夜プラス1』ハヤカワ文庫・1976年(英国推理作家協会賞)
《ルイス・ケインの引き受けた仕事は単純なものだった。マガンハルトという男を車で定刻までにリヒテンシュタインヘ送り届ける。問題はひとつだけ――妨害があるのだ。フランス警察が男を追っているし、彼が生きたまま目的地へ着くのを喜ばない連中もいて、ヨーロッパで指折のガンマンを差しむけてきた! だがケインも腕ききだ。執拗な攻撃をかいくぐり、彼らを乗せた黒いシトロエンDSは闇の中を疾駆する!
熱気をはらんで展開する非情な男の世界を描いて、英国推理作家協会賞を受賞した冒険アクションの名作!》
谷崎潤一郎『武州公秘話・聞書抄』中公文庫・1984年
《『武州公秘話』における語りは、もちろんもっと緩徐調で、伸びやかに落着いたリズムでおし進められている。しかし、若い侍女たちによる生ま首洗いといった異様な場面から始まって、戦いの最中の、敵に囲まれた城中で、一つの謎がまた謎をよび起しながら、からみ合い、もつれ合うようにして展開してゆく語りの魅力には、並々ならぬものがあって、読者はページをくるのがもどかしいような気持で、物語のあとを追わずにいられないのだ。
(「解説」より)》
大森望責任編集『NOVA2―書き下ろし日本SFコレクション』河出文庫・2010年
《豪華メンバーが一堂に集う空前絶後のSFアンソロジー。完全新作十二篇、東浩紀、恩田陸、神林長平、倉田タカシ、小路幸也、新城カズマ、曽根圭介、田辺青蛙、津原泰水、西崎憲、法月綸太郎、宮部みゆき。
完全新作で贈る、12人の夢の饗宴! 空前絶後の書き下ろしSFアンソロジー誕生。》
ジャン=ピエール・リシャール『フローベールにおけるフォルムの創造』水声社・2013年
《恋する者は、液化するまえに、愛のなかでねばつく。「生地」と「ねばつくもの」をめぐり、“フローベール的存在”の様態を鮮やかに描き出す。20世紀文芸批評を一変させた主題論的批評、核心の書。》(「BOOK」データベースより)
堀江敏幸『未見坂』新潮社・2008年
《山肌に沿い立ち並ぶ鉄塔の列、かつて移動スーパーだった裏庭のボンネットバス、ゆるやかに見え実は急な未見坂の長い道路…。時の流れのなか、小さな便利と老いの寂しさをともに受けいれながら、尾名川流域で同じ風景を眺めて暮らす住民たちのそれぞれの日常。そこに、肉親との不意の離別に揺れる少年や女性の心情を重ねて映し出す、名作『雪沼とその周辺』に連なる短編小説集。》(「BOOK」データベースより)
収録作品=滑走路へ/苦い手/なつめ球/方向指示/戸の池一丁目/プリン/消毒液/未見坂/トンネルのおじさん
新潮文庫版
多和田葉子『雪の練習生』新潮社・2011年(野間文芸賞)
《サーカスの花形から作家に転身し、自伝を書く「わたし」。その娘で、女曲芸師と伝説の「死の接吻」を演じた「トスカ」。さらに、ベルリン動物園で飼育係の愛情に育まれ、世界的アイドルとなった孫息子の「クヌート」。人と動物との境を自在に行き来しつつ語られる、美しい逞しいホッキョクグマ三代の物語。》(「BOOK」データベースより)
新潮文庫版
伊藤桂一『静かなノモンハン』講談社文芸文庫・2005年(芸術選奨・吉川英治文学賞)
《無告の兵士の悲しみを描く戦争文学の傑作!昭和14年、満蒙国境で戦われた凄絶な死闘。襲いくる大戦車群に徒手で立ち向かう兵士達の死者1万余。3人の体験談をもとに戦場の真実に肉迫する芸術選奨受賞作 》
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Hector Berlioz Te Deum Claudio Abbado
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