「ぶるうまりん」(編集:松本光雄、発行:須藤徹)27号(2013年12月)は、編集発行人だった須藤徹氏の追悼特集号となってしまった。116ページ。
追悼文は安井浩司、宇多喜代子、鳴戸奈菜、筑紫磐井、大井恒行、酒巻英一郎、野田遊三、浅井一邦、小野裕三、橋本直、岡田恵子、小山森生、田島健一、高山れおな、西野洋司、早瀬恵子、吉村毬子、松林尚志、吉田健治、花森こま、堀口みゆき、坂井信夫、津波古勝子、湯浅信之、石鎚優、谷地元瑛子、武藤雅治、鈴木有、長澤ちづ、小島熱子、福留フク子、茉杏子、杉山あけみ、高野尚志、田中悦子、永野史代、他多数。
故攝津幸彦による須藤徹句集『宙の家』『幻奏録』の書評と、浅沼璞による須藤徹『俳句という劇場』書評を採録。
哲学の周辺に爆ぜ藤の実は 須藤 徹(須藤徹五十句選から)
雪降ると夜の箪笥はふと淫ら
非常口はミルクの膜の破れ目に
ぶらっくほーるの真ん中にある花明り
靴下を緑雨の形(なり)に脱いでみる
未知既知の倍音つづく稲光 普川 洋
始祖鳥がアリスに語る百物語 松本光雄
《須藤代表から、一年ほど前の句会で、こんなことを聞いた。
もうかなり以前の「地表」の泊り込み句会のおり、たまたま小川双々子主宰と二人だけになったとき、「俳句は何のためにするのか」と聞かれ、少し躊躇していると、「立派に死ぬためだ」と双々子が云ったという。》(M・M「編集後記」)
*****************************************************
Johannes Brahms_ Schicksalslied
コメントを投稿
コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。
アカウント情報
(名前は必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。