閑中俳句日記（別館） －関悦史－

「あすてりずむ」第3号（2013年10月）

　「あすてりずむ」（編集発行・小早川忠義）第3号（2013年10月）から。

　コンビニエンスストアのコピー機を利用したネットワークプリント雑誌。
　3人が作品5句ずつと短いエッセイを発表。


鰯雲若き女性は東京へ　　　後閑達雄

電卓に０(ゼロ)光りたる秋の暮

水底の団栗はもう転がらず　　　金子　敦

コスモスや裏手に男子更衣室　　　小早川忠義


　後閑氏は台風18号でアパートが雨漏りしたとのこと。服などの被害で済んだようだが同情にたえない。

　金子氏は北溟社から刊行予定の『新現代俳句最前線』に参加。昭和30年代生まれのアンソロジーとなるらしい。






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「都市」2013年10月号

　「都市」（発行編集：中西夕紀）2013年10月号から。

　中西夕紀句集『朝涼』への坂口昌弘による評文あり。


街薄暑水の夜空となりゆくも　　　中西夕紀

かなぶんのまこと愛車にしたき色

雲底の平坦に桃実りけり


とび踊るフリルの服や草いきれ　　　森　有也

夏川を越へて届くや串団子　　　松井葉子　　　※「へ」はママ





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