「円錐」(編集委員:澤好摩他)第58号(2013 Autumn)から。
特集は「高柳重信Ⅱ(没後30年)」で澤好摩、今泉康弘、入船誠二、原田浩佑が執筆。
山田耕司が恩田侑布子『余白の祭』(深夜叢書社)の書評を書いていて、私もこの本、著者から頂いていながら何も書けないままになっているのだが(そろそろ今年のまとめの原稿が入ってくる時期になったので多分これから何か書く)、大筋似た評価。澤好摩文にも同書の重信論への反論的言及あり。
《おもしろくて、元気が出る。/信念は、群れるとそれなりにメンドウ。恩田侑布子、そのコックピットは独り乗り。それでいながら、視野は広々。スピードは爽快にして、かつ読者を振り払うものではない。》(山田耕司「その巫女のコックピットは独り乗りで」)
三伏や船長室の皿天秤 佐藤獅子夫
天丼や春の野菜をうず高く 三輪たけし
万緑の中にルドンの目がひとつ 大和まな
昼寝して男が孕んだるは鮫 山田耕司
影連れて走る浮雲走馬燈 澤 好摩
結局は玉子も美貌月のうら 原田浩佑
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特集は「高柳重信Ⅱ(没後30年)」で澤好摩、今泉康弘、入船誠二、原田浩佑が執筆。
山田耕司が恩田侑布子『余白の祭』(深夜叢書社)の書評を書いていて、私もこの本、著者から頂いていながら何も書けないままになっているのだが(そろそろ今年のまとめの原稿が入ってくる時期になったので多分これから何か書く)、大筋似た評価。澤好摩文にも同書の重信論への反論的言及あり。
《おもしろくて、元気が出る。/信念は、群れるとそれなりにメンドウ。恩田侑布子、そのコックピットは独り乗り。それでいながら、視野は広々。スピードは爽快にして、かつ読者を振り払うものではない。》(山田耕司「その巫女のコックピットは独り乗りで」)
三伏や船長室の皿天秤 佐藤獅子夫
天丼や春の野菜をうず高く 三輪たけし
万緑の中にルドンの目がひとつ 大和まな
昼寝して男が孕んだるは鮫 山田耕司
影連れて走る浮雲走馬燈 澤 好摩
結局は玉子も美貌月のうら 原田浩佑
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