日本現代詩歌文学館(岩手県北上市)で「2013年度常設展―明日から吹いてくる風―2011.3.11と詩歌、その後」というのが始まり、拙句の(不味い字の)短冊も展示されています。一年間展示されていて、観覧無料。
それから「俳句αあるふぁ」2013年4・5月号に「白蛾」7句が掲載。
このところ毎号掲載の詩歌文藝誌「ガニメデ」第57号に「浜辺」50句掲載(「ガニメデ」は年3回刊。購入は三月書房へ)。
あと「子規新報」という月刊の俳句新聞があって、「次代を担う俳人たち152」に取りあげてもらったはいいのですが、質問に対するこちらの回答をライターが文章にまとめ、それを編集部に送稿する際に、ルビのついた字が全部脱落してしまったらしく、自選句の部分を中心に幾つも誤植が出ました。
次号で訂正されるそうですが、こちらにも正誤表を載せておきます。
======================
・1段16行目
×買わした→○買わせた
・1段26行目
×マグでブルクの館→○マクデブルクの館
・1段32行目(最終行)
×六十億本の回転する曲がった棒→○六十億本の回転する曲がつた棒
・2段12行目
×ノノチ後ニシテモノ物ヲオモ思ハザリ→○Eichmann(あいひまん)ノノチ後ニシテモノ物ヲオモ思ハザリ
・2段13行目
×シュレディンガー音頭は夏を「に」→○シュレディンガー音頭は夏を「Ψ(プサイ)にΦ(ファイ)」
・2段14行目
×春水なる汝(な)を抱かんとす大気→○春水なる汝(な)を抱かんとす大気我(われ)
・3段7行目
×祖母の介護にあたって→○祖母の介護を経ての死別後
======================
「ガニメデ」第57号は、俳句では仁平勝、櫂未知子、阪西敦子、望月周、野口る理、小林千史、矢口晃、渋川京子が初登場(『俳コレ』組が多数)。最近の常連、林和清、鳴戸奈菜、恩田侑布子、増田まさみ、小野あらた、関悦史も引き続き登場で計14名。大体皆50句ずつ。
鯖雲のでこぼこつづく西日本 林 和清
雪達磨みんな男で融けており 鳴戸奈菜
初雪を部屋まで持つて来たものの 仁平 勝
西日濃しつばさを持たぬものを食べ 櫂未知子
女とはトンネルですよ冬の月 恩田侑布子
万華鏡鮫は素顔で泳ぎくる 増田まさみ
ストローを離れて丸き石鹸玉 小野あらた
ぼんやりと鮫に遅速やクリスマス 阪西敦子
春雷や木の洞ぬちに瘤太る 望月 周
万緑を密室として勝ちにけり 野口る理
竹の秋ひしぎの音の男山 小林千史
結婚は三回したし梅の花 矢口 晃
水餅や箱階段の現わるる 渋川京子
次号は筑紫磐井50句、佐藤文香100句との予告。
*****************************************************
Talking Heads - (Nothing but) Flowers
最近のコメント