「鏡」第3号(2012年1月)から。
先ほどふらんす堂のブログで知ったが、八田木枯氏が急逝されたという。
直近の句集『鏡騒』が出た後に、西原天気さんの紹介で送っていただき、週刊俳句に句集評を上げたらご本人も喜んでくれたと聴いた。
その後新宿で書道展か何か開催されたらしいのだが、こちらの都合がつかず、結局一度も直接お目にかからぬままになってしまった。
「鏡」の1月号がブログに上げないままになっていたので、そこから引く。
梟や父恋へば母重なり来 八田木枯
惜しまざるものありや年惜しみけり
見るのみであへてきんこに手をつけず
群れなしてきんこ不貞の輩とも
鶴の子を見失ひたる夜汽車かな
重九に禿の兜太が来てほざく
淡交やつはぶきの黄のちらばれる
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