杉本徹さんから「それじゃ水晶狂いだ!」創刊号(2011年12月)というのを頂戴した。
詩誌である。
参加しているのは、伊藤浩子、海埜今日子、榎本櫻湖、小笠原鳥類、杉本徹、野村喜和夫、広瀬大志、望月遊馬(発行は榎本櫻湖)。
全員があとがきも書いているのだが、野村喜和夫によると、この《榎本櫻湖発案の誌名》は《わが先師渋沢孝輔氏の詩集『漆あるいは水晶狂い』から採られている》とのこと。
その渋沢孝輔にかかわる話題をもう一つ杉本徹のあとがきから。
《ところで渋沢孝輔のエッセイに、新宿のバー「茉莉花」に「アイヨクウドン」なる一品があって、その命名者が西脇順三郎である旨、記されている。》
いったいどういう「うどん」なのか?
まさか「アイヨクウ丼」という丼ものではあるまいし。
各人の作品の一行目を引く。
「わたしの声がきこえるならあなたは折りたたまれた洗濯物のように従順になるから、あなたの衣服はもうたたまれない。」(「冬の夢をかけないで」望月遊馬)
迸る精液で沐浴する美少年(「縛られた美少年のためのアンティフォナ」榎本櫻湖)
最近ホームズの爬虫類図鑑がシャーロックであったので爬虫類図鑑は十四世紀の緑色の版画だろうか色が塗られている。(「オーケストラ消滅と爬虫類に関わる事件」小笠原鳥類)
生き残れる気が しないから(「熊本二題」広瀬大志)
では始めよう(「よろこべ午後も脳だ」野村喜和夫)
りろせいぜんと、きびすをかえした。(「らぎょうのもり」海埜今日子)
(せんせい)と呼ばれる男の大人が前を向くと、いっせいに飛んでくる。(「教室あるいは壊れたもの」伊藤浩子)
ショッピングモールの夕闇に仰いだ、ユークリッドの晴れ間を(「秘密めいて黄道のよぎること」杉本徹)
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マクドナルドのビッグマックを炊飯器で炊くと激ウマ! 次世代のレシピ
(この動画は私が最近ブログに動画を貼っていることを知った知人からの、たってのリクエストによる。自分で作ってみる気には全然ならない。)
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