週刊俳句の角川俳句賞落選展が先週からひそかに公開中。
佐藤文香や五十嵐義知らの新撰組に加え、先日のNHK「ニッポン全国俳句日和」で中継先から出演中に投じた句で見事大賞をせしめてしまった生駒大祐などの完全未公開新作50句がタダで読めます。
今回は私も「ゴルディアスの結び目」というのを出していますが、出そうと思った経路がやや倒錯している。
一、二年前の落選展のときに鑑賞を頼まれて大量の句をプリントして持ち歩きながら結局書けないままで終わってしまったことがあり、そのときに落選するならするでもうちょっと思い切りのよい落選作が読みたいと妙な技癢を感じたのがまずひとつ(落選を目的に出す人間は普通いないので、この思考回路がすでにやや変なのだが)。
あとは最近まで豈以外そんなに自作句を発表する機会もなかったので、ここでまとめて引き取ってもらえれば今年前半あたりまでの句に一区切りつけら れるというこちらの都合によるので、賞への対策といったことは特に考えず、好きなように作った。サトアヤの後輩のれなりん(高2)さん、本当ですよ。
予選落ちは向こう様の判断なので不満もなく、落選展への出展もべつに審査の不当を訴えるとかいったつもりは全然ない。
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こんにちは。「思い切りのよい落選作」というのは、予選通過を目標にしていない、というのと通じるかもしれません。振り切れている、というか。
れなりん(高2)には次回の部活で伝えておきます。
投稿情報: サトアヤ | 2010年11 月 7日 (日) 18:09
絶対受賞までたどり着きそうにないものを振るい落とすという意味では妥当な予選だったのでしょう。余計な手間をかけさせたかもしれないですね、編集部には。
お互い荒っぽさとか乱暴力も個性のうちといいますか。
投稿情報: 関悦史 | 2010年11 月 8日 (月) 13:23