初めて頂いた「天為」(有馬朗人主宰)平成22年9月号から。
「天為」20周年記念作品コンクールと第5回天為新人賞の発表号で、コンクールは俳句、評論、随想の3部門があり、それぞれの第一席は俳句=津久井紀代、評論=柚木紀子、随想=澤田和弥が占めた。
天為新人賞は五十嵐義知、内村恭子、矢野玲奈が受賞。
いづこより胡弓の響き明け易し 有馬朗人
天を仰ぎて長嘯の河鵜かな
麦藁帽とれば茅舎に似た男 小原啄葉
西へ行く夜汽車消えたり天の川 大屋達治
夕焼の丘に貼りつく斜面都市 宮田カイ子
以下、「蒐玉抄――朗人・推薦」欄から。
青蜥蜴ベニスの路地に迷ひゐて 熊谷佳久子
父の日の父のやうなる独逸麺麭 津久井紀代
命終の爪切って夜の噴水 対馬康子
白南風や子安貝より奄美の沙 木場瑞子
王われは舟虫の王逃げる王 福永法弘
泣く嬰に金魚を見せてくれしひと 明隅礼子
雲海やユングフラウの赤ポスト 飛鳥ゆき
193頁に告知が載っているが、来る平成22年10月2日(土)、九段下のホテルグランドパレスにおいて「天為」20周年記念大会が行なわれる(受付:12時より、大会:13時~16時30分、祝宴(立食):17時~19時、二次会:19時30分~21時)。
各種表彰と主宰特別講演に続いてシンポジウムが行なわれ、私も出席させていただく予定。
パネリスト=神野紗希・関悦史・藤田哲史・岸本尚毅・仙田洋子・日原傳、司会=西村我尼吾。
「天為」20周年記念作品コンクールと第5回天為新人賞の発表号で、コンクールは俳句、評論、随想の3部門があり、それぞれの第一席は俳句=津久井紀代、評論=柚木紀子、随想=澤田和弥が占めた。
天為新人賞は五十嵐義知、内村恭子、矢野玲奈が受賞。
いづこより胡弓の響き明け易し 有馬朗人
天を仰ぎて長嘯の河鵜かな
麦藁帽とれば茅舎に似た男 小原啄葉
西へ行く夜汽車消えたり天の川 大屋達治
夕焼の丘に貼りつく斜面都市 宮田カイ子
以下、「蒐玉抄――朗人・推薦」欄から。
青蜥蜴ベニスの路地に迷ひゐて 熊谷佳久子
父の日の父のやうなる独逸麺麭 津久井紀代
命終の爪切って夜の噴水 対馬康子
白南風や子安貝より奄美の沙 木場瑞子
王われは舟虫の王逃げる王 福永法弘
泣く嬰に金魚を見せてくれしひと 明隅礼子
雲海やユングフラウの赤ポスト 飛鳥ゆき
193頁に告知が載っているが、来る平成22年10月2日(土)、九段下のホテルグランドパレスにおいて「天為」20周年記念大会が行なわれる(受付:12時より、大会:13時~16時30分、祝宴(立食):17時~19時、二次会:19時30分~21時)。
各種表彰と主宰特別講演に続いてシンポジウムが行なわれ、私も出席させていただく予定。
パネリスト=神野紗希・関悦史・藤田哲史・岸本尚毅・仙田洋子・日原傳、司会=西村我尼吾。
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