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2018年11月六花書林
『景色』は佐藤りえ(1973 - )の第1句集。
著者は「豈」同人。
春宵をわたしの馬がついてくる
夏星に妹与へ七人も
君は少しこはれてゐるね夏の月
大蛸が来て蛸が来て草生える
春雨や都庁の窓は暗すぎる
宇宙では液体ごはん食べてゐる
西方のあれは非破壊検査光
一本に警官ひとり夜の新樹
銀杏を奴隷のやうに拾ひます
俊成の花押に見ゆる空船(むなしぶね)
香木と知られず燃え落ちる木橋
火星大接近卒塔婆ゆるがるれ
灰皿に画鋲混ざつてゐる良夜
四方から春著の猿の来たりなば
初御空ムスカイボリタンテス飛翔
※本書は著者より寄贈を受けました。記して感謝します。
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