「儒艮」(編集発行:久保純夫)vol.15(2015年11月)から。
評論、松下カロ「その時の言葉―大家達治へのアプローチ」他を掲載。
割れてしまうと泰山木が泣きだせり 久保純夫
白蓮クレオパトラを呼び覚まし
白馬(あをうま)と少年の戀茎立ちぬ
乱れたるところも愛し葱刻む
仏手柑の一際太き運命線 上森敦代(招待作品)
まつさきに熟れる惑星からすうり 松下カロ(招待作品)
孤独死のあちらこちらにしずり雪 曾根 毅(招待作品)
石ころにこだはる梅雨の大鴉 嵯峨根鈴子(招待作品)
透明な知恵の輪もらう秋はじめ 木村オサム(招待作品)
いつからか男住み着き八頭 岡田由季(招待作品)
戦前に戻ってゆけり大鰻 原 知子(招待作品)
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Nam June Paik: Becoming Robot / Asia Society Museum, New York
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