「儒艮」(編集発行:久保純夫)vol.12(2015年5月)から。
久保純夫「弔辞 和田悟朗さんへ」、松下カロ「白い陶器のある言葉――高橋修宏へのアプローチ」他を掲載。
木苺の少年にして少女かな 久保純夫
葛餅や金の匙ごと手渡され
少年や岐阜蝶おいて遠ざかる 藤川游子
川の名の変わる辺りの朧月 上森敦代
海馬には若竹生えていい気分 嵯峨根鈴子(招待作品)
青嵐『十五少年漂流記』 近江満理子(招待作品)
地下室に光の届く鳥の恋 伊藤蕃果(招待作品)
机上には春の塵ある資本論 妹尾 健(招待作品)
フランスパンざくりと切れば囀りぬ 木村オサム(招待作品)
コーヒーに何も入れない甲虫 松下カロ(招待作品)
座布団を並べすぎたる春の山 原 知子(招待作品)
*****************************************************
Manu Katché "Clubbing" from the album "Manu Katché - Live in Concert", ACT Music, 2014
コメントを投稿
コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。
アカウント情報
(名前は必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。