歌誌「Es風葬の谷」(編集発行:加藤英彦)第28号(2014年11月)から。
なお、この雑誌名「Es」の後の部分が毎号異なる。
特集は「和歌の声をきく」。
山田消児「父は生きていた――新人賞選考委員の憂鬱」は最近話題になった第57回短歌研究新人賞受賞作品の虚構問題について(作者の父は存命で、実際に亡くなったのは祖父だったことが受賞作決定後に判明)。
女より男と、男より剣と寝ること好みたまえり皇子(みこ)は 松野志保
経済の冷気まとわせ銀行へ引き出しに行く生活の糧 桜井健司
「西行は万葉歌人」と主張する女(ひと)に会いたり秋のなかばに 桜井健司(特集「和歌の声をきく」から)
故郷とはもしや地球の外なると共に思ひて永久の眠りへ 大津仁昭
古代には行き来の船の多かりし海峡いつより国境となり 天草季紅
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Prince Batdance
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