「草樹」(発行:吉田成子)第54号(2014年11月号)から。
特集は「桂信子生誕百年並びに没後十年」で、伊丹三樹彦、小泉八重子、筑紫磐井、寺井谷子が寄稿。
影長く昭和を曳くや八月は 沼尻巳津子
ひつさげるものあまたあり鳥渡る 宇多喜代子
《桂信子は、誓子の俳句を分類する。(中略)/要するに実証主義であり、科学的なのである。(中略)/では「激浪ノート」で桂信子は何を得たのであろうか。(中略)「激浪ノート」を読むと、あらゆる表現に向かって銃弾を撃ち込む誓子の戦略が浮かび上がる。(中略)この空爆戦略に従って、戦後の桂信子の俳句の姿が決まったのではないか。これは私の妄想である。》(筑紫磐井「桂信子の批評態度」)
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Nils Frahm - live at la Villette Sonique [720p]
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