歌誌「Es崖線」(編集発行:加藤英彦)第27号(2014年5月)から。
なお、この雑誌名「Es」の後の部分が毎号異なる。
特集は「プロパガンダ」。
大津仁昭訳のルネ・シャール詩抄あり。
山田消児「佐村河内になりたくて―物語の中の作品と作者―」は角川「短歌」2014年4月号の「緊急特別企画 佐村河内氏問題を受けて」にまつわるエッセイ。
俳句関連では、江田浩司による高原耕治『絶巓のアポリア』書評を掲載。
冷蔵庫はかすかに音をたてながらさながら真夜を臓器のごとし 加藤英彦
空き瓶を電信柱にぶつければ遠き裸体の初夏のひびきす 大津仁昭
陶器市やがて壊れるものたちは日暮れほのかに朱(あか)をたたえて 松野志保
原因はどうあれナントカ腺癌は若いもんほど死ぬ おら知らね 山田消児(特集「プロパガンダ」)
特集「プロパガンダ」の作品は、山田消児以外は概ね、先の大戦の頃のドイツ、ソ連、日本その他に材を取っていた。
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