「里」(発行:島田牙城、編集:仲寒蝉)2014年8月号から。
「2014美濃大吟遊入選全句」というのが載っているが、それとは別に、去る7月6日に根岸の西念寺で「TOKYO俳s」なる大規模な句会があり、私も小林苑をさんの招きで何だかよくわからないまま朝顔市でごったがえす根岸に行って参加してきて、その時の入選句一覧まで掲載されている。私は時間ぎりぎりで朝顔市はほとんど見られなかった。
上田信治さんが来るはずだったのだが当日発熱で欠席、代わって浴衣姿の北大路翼が司会をやっていた。
私は句会には年に一回出るか出ないかなので、今年は多分これで終わり。
島田牙城さんにも久々に会って、そのときはお元気に見えたのだが、今号の「吾亦庵記録」を見ると、難聴による対人トラブルをきっかけとした心身の失調のため、二か月半ほど仕事にならなかったらしい。邑書林存続のため、句集・評論集等の出版を考えている方はぜひ邑書林をよろしく。
人形に乳首がふたつ半夏生 狼耳
泉まで行くに女体となるイエス 男波弘志
梅雨ふたり同じ長さの煙草吸ふ 上田信治
アセチレンの灯や空蝉の爪の土 田中雅己
目高飼う人は優しき人なりけり 小桃
何ものかすでに寝てゐる蚊帳の中 仲 寒蟬
夏の雲カレーライスに醤油かな 瀬戸正洋
清水呑む御託ならべてゐる國の 島田牙城
ギターソロ夏の銀河がたちあがる 佐藤文香
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firecracker - ymo (07/07/12)
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