「ノーザン・ラッシュ」vol.1「爬虫類」(2014年5月)は、石川美南と服部真理子の二人がどこかへ出かけて短歌を作るという企画の冊子。
文庫判で16ページ。各20種を発表。500円。
服部真理子による爬虫類のイラストとコメント、石川美南のエッセイ「爬虫類カフェに行く」も収録。オビにカエルの形が切りぬかれているのだが、カエルは両生類であるという指摘はこの文中でなされているので無用。
夏のギフト夏に売られる正しさの寝息でグリーンイグアナ眠る 服部真理子
天を衝くほどだったという古代樹を二人がかりで思い描けり
鱗ある足や足ではないものが僕とあなたの夢わたりゆく
「ミナさんはいつも楽しさう、楽しさうだから悩みは相談できない」 石川美南
てらてらと光りてやまずわたしより先に脱皮をした友だちが
この床(ゆか)は亀がゆくから滑り止め施してある ゆきなさい亀
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REPTILE CAFE in JAPAN - 爬虫類カフェ
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