「儒艮」(編集発行:久保純夫)vol.4(2014年2月)から。
松下カロの齋藤愼爾論「断念する言葉」等を掲載。
久保純夫以外は全て「招待作品」。久保純夫は毎号ものすごい多作。
いつまでも櫻透けゆく少年よ 久保純夫
白牡丹夢のつづきを囁かれ
胎内のいずこに枝垂櫻かな
身のうちに痺れしところ夕櫻
能面は落葉にまみれ易きかな 曾根 毅
独裁者の不安田作五万匹 木村オサム
河豚食うて以来ふたりのあいまいに 岡田由季
ふだらくを歴史学者のとろろ汁 杉浦圭祐
片腕は他人に預けし白障子 松下カロ
ライオンを平らに延べる冬日かな 小林かんな
どくだみの匂い広がり「堕落論」 城貴代美
*****************************************************
Beethoven Symphony No 3 E flat major Eroica, Herbert Blomstedt Orchestre de Paris
コメントを投稿
コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。
アカウント情報
(名前は必須です。メールアドレスは公開されません。)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。