「LOTUS」(発行:志賀康・酒巻英一郎、編集:表健太郎・九堂夜想)第26号(2013年12月)から。
特集は「TranspoeticsⅡ X&俳句」。俳句と他ジャンル、他領域との交差から俳句の詩学を捉え直す試みの二回目で、前号のパート1では私も「断想」というのを寄稿していた(ブログには上げないままになっている)。
今回の特集の寄稿者は頭木弘樹、青山茂根、表健太郎、北野元生、救仁郷由美子、三枝桂子、古田嘉彦。
遊牧や民族なめす柿の澁 丑丸敬史(特別作品)
諸葛菜活断層の上にかな 曾根 毅(特別作品)
天外やなべて阿呆の螺旋立ち 九堂夜想
どこからが霧どこまで極楽奥座敷 三枝桂子
円き実にあらねど少しの疲れあり 志賀 康
乳房や 天秤ゆるく傾ぎけり 豊口陽子
土食べてみみずは土となりにけり 流ひさし
おそれなくガジュマル極細ペンでも―成る― 古田嘉彦
旅人と樽わかれゆく歌枕 吉村毬子
水位跡ふと空にあり曼珠沙華 表健太郎
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「潤滑油」東京シネマ1959年製作
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