歌誌「つばさ」2013年12月号は特集が2本。「ガールズ・ポエトリーの現在」「黒崎恵未の世界」。
「ガールズ・ポエトリーの現在」では若手女性俳人も大挙登場していて、神野紗希「小川楓子小論」、小川楓子「神野紗希小論」、杉田菜穂「御中虫小論」、御中虫「杉田菜穂小論」、野口あや子「小島なお小論」、小島なお「野口あや子小論」、平岡直子「平岡ゆい小論」、平岡ゆい「平岡直子小論」、ブリングル「文月悠光小論」、文月悠光「ブリングル小論」と、各人の作品(俳句は12句ずつ)を掲載。
高木佳子の新連載「被災地レポート」開始。いわき市の現状が書かれている。
《賠償金や避難者への優遇措置が伝わるのに従って、震災で被害を受けたのに、なんら懇切な手当てをされないいわき市の地元民からは不満が噴出した。》
今までにはなかつたことだ『於母影』が或る熾烈(しれつ)さで立ちはだかるは 岡井 隆
何はともあれ若き日の他人(ひと)の業績を年老いてより読むは苦しも
射的に得しヌードトランプビニル詰め 小澤 實
体育館天井全面黴黒き
あかつきの人魚の腕にならば秋 小川楓子
ねえ海月輪のない土星なんて嫌 神野紗希
花びらぁ の 産ゥ着 わぁ 寒ゥい お母ぁああさまぁあああ 御中虫
松茸の考えてゐる仕草かな 杉田菜穂
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「生活と寸法」東京シネマ1962年製作
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