宮城県俳句協会編『東日本大震災句集 わたしの一句』(宮城県俳句協会)という冊子が出ました。
1人1句で計1,261句収録。頒価1,000円です。
まだ通読できていないものの、以下、たまたま目についた句から。
「助けて」の声が聞こえる春夕焼け 仙台/荒舘香純16歳
妙齢の地震に殉職梅の花 塩竈/及川源作 71歳
塩害の田を見て農夫呆然たり 仙台/木村ひろ美 69歳
進級の子ら抱き合ふ「生きてたね」 仙台/小林邦子 70歳
瓦礫といふ地図になき山鳥帰る 宮城野/竹中ひでき 76歳
海市立つ破れ原発によきによきと 福島/植木國夫 70歳
セシウムが降る鮟鱇の海深く 福島/高橋十三
大地震を耐へて静かに古きひな 遠野/嵯峨禮如
逃げ延びしこの手金魚に餌をやる 仙台/上村安子 ※「餌」異体字
冷まじや仙台平野除塩待つ 仙台/小岩秀子 77歳
被災地の友の賀状が名古屋から 水戸/木内満子 84歳
テレビ揺れ福島第一原子力発電所2号機よりけむり 入間/桑原三郎
他に高野ムツオ、照井翠、池田澄子、神野紗希、小檜山繁子、齋藤愼爾、佐怒賀正美、対馬康子、高柳克弘、中村和弘、森須蘭、宇多喜代子、和田悟朗、堀本吟、私等も(主に既発表句で)参加。
この冊子の入手方法ですが、宮城県俳句協会事務局が中村孝史さんという方のご自宅なので、電話してメールアドレス公開の許可を得ました(ネット上に連絡先がなかった)。
購入・問い合わせはこちらへご連絡お願いします(なお、スパム対策のため、下記のアドレスは頭に余計な「x」を付けてあります。送信の際はそれを外してください)。
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