「都市」8月号は「筑紫磐井先生講演『讃良皇女(ささらのひめみこ)と万葉集』」を丸ごと掲載。
近著『女帝たちの万葉集』についての講演で、讃良皇女(ささらのひめみこ)は持統天皇のこと。持統・元明・元正天皇という三代の女帝の時代、その前後を血まみれの動乱に挟まれた束の間の平穏の時代に万葉集が編纂されていったさまを、権力闘争史との係わり合いを睨みつつ解説したもの。
この時代についてざっと知りたい人には里中満智子による持統天皇を主人公としたマンガ作品『天上の虹』(未完・継続中)が非常に役に立つ。
なお『女帝たちの万葉集』については、先月終刊した「―俳句空間―豈weekly」に野村麻実さんによる書評が載っている。
空海の一生(ひとよ)青桐くぐるとき 中西夕紀
野遊や斜めに切りしフランスパン 栗山 心
走根は八岐大蛇五月山 永井 詩
水洗ひして春草の根の白き 城中 良
花冷えのグランドピアノ足三本 砂金 明
近著『女帝たちの万葉集』についての講演で、讃良皇女(ささらのひめみこ)は持統天皇のこと。持統・元明・元正天皇という三代の女帝の時代、その前後を血まみれの動乱に挟まれた束の間の平穏の時代に万葉集が編纂されていったさまを、権力闘争史との係わり合いを睨みつつ解説したもの。
この時代についてざっと知りたい人には里中満智子による持統天皇を主人公としたマンガ作品『天上の虹』(未完・継続中)が非常に役に立つ。
なお『女帝たちの万葉集』については、先月終刊した「―俳句空間―豈weekly」に野村麻実さんによる書評が載っている。
空海の一生(ひとよ)青桐くぐるとき 中西夕紀
野遊や斜めに切りしフランスパン 栗山 心
走根は八岐大蛇五月山 永井 詩
水洗ひして春草の根の白き 城中 良
花冷えのグランドピアノ足三本 砂金 明
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。