だいぶ前にもらってあった「里」2010年6月号から。
巻頭は九里順子による新連載「近代詩漫歩」の第1回で北村透谷。
存問を素通りインク壷に夏 島田牙城
ハーレーに乘つて花守來たりけり 仲 寒蝉
まだ白き蛙飛び出す鎌の先 尾崎ひろ
天国の階段にある端居かな 河西志帆
少年の美しき汗ただの汗 木綿
ブランデー効かせジャム煮る五月闇 小桃
満月のせゐでこのよのあかるくて 湾 夕彦
春昼の袋にうまく入れない 六
機関車トーマス土筆の前に停まりけり 星野早苗
汗ばんで幾度も松にぶつかりぬ 佐藤文香
百日紅庭に外科医のやうに咲く 上田信治
畑打ちや等高線のゆるやかに 山﨑百花
五センチの蜘蛛ゐる朝の洗面所 月湖
巻頭は九里順子による新連載「近代詩漫歩」の第1回で北村透谷。
存問を素通りインク壷に夏 島田牙城
ハーレーに乘つて花守來たりけり 仲 寒蝉
まだ白き蛙飛び出す鎌の先 尾崎ひろ
天国の階段にある端居かな 河西志帆
少年の美しき汗ただの汗 木綿
ブランデー効かせジャム煮る五月闇 小桃
満月のせゐでこのよのあかるくて 湾 夕彦
春昼の袋にうまく入れない 六
機関車トーマス土筆の前に停まりけり 星野早苗
汗ばんで幾度も松にぶつかりぬ 佐藤文香
百日紅庭に外科医のやうに咲く 上田信治
畑打ちや等高線のゆるやかに 山﨑百花
五センチの蜘蛛ゐる朝の洗面所 月湖
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