一度行ったことがあったが、エジソンやらアインシュタインやら、ケネディ、毛沢東、ホー・チ・ミン、あるいは当時のハリウッドの名女優といった、昔の蝋人形館の定番（だったのだろう）といった面子に混じって、何の説明もなくフランク・ザッパ、ロバート・フリップ、果てはジャーマン・プログレ系の誰かれといった誰にもわからない蝋人形とグッズの山が雑然と並ぶ。説明プレートの類は何もない。
創設者の個人的趣味丸出しの出鱈目な展示がここの持ち味なのである。
東京上空に人知れず浮かび続けた昭和の魔境を惜しみ、去る8月27日、急遽ここでSST（榮猿丸、関悦史、鴇田智哉）が吟行してきた。参加は野口る理、田中槐、内田董一、トオイダイスケ、宮本佳世乃（蝋人形館は間に合わず句会のみ）の各氏で、ほかに西原天気夫妻が句会には出ず写真取材のためにのみ加わった。
当日の模様は多分近日中に某サイトで公開されます。
よくわからない展示の中でも創設者ことにご偏愛であったらしいマニュエル・ゴッチング（ゲッチング）なる、特設コーナーまで設けられていたミュージシャンについては誰も知らなかった（深い森を模したセットまであった）。アシュ・ラ・テンペルなるバンドのリーダーらしい。
蝋人形館はあと3日で終わりである。
怪しげなものが好きな人は最後に一目なりとご観覧を。
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Ash ra tempel -light look at your sun-
Manuel Gottsching "PLURALIS" @ METAMORPHOSE 2010 （最近のライヴ）
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