「澤」(発行・小澤實、編集・榮猿丸)2013年7月号は毎年一度の特集号で、今回のテーマは「アナザー文学としての俳句」。評論は梅﨑実奈、関悦史、林雅樹、相子智恵。
梅﨑さんはブックフェア「アナザー文学の現在―俳句を読まなきゃ文学は語れない」を企画した紀伊國屋書店の店員。
《たった一行の俳句を読むたび、わたしには世界が新しいもののように思える。俳句とは、この現実をただ生きることへの肯定であり、永遠への願いだ。そのような俳句がこれからも生まれてくることを、心から信じている。》梅﨑実奈「文学の秘密をさがして」
ほかに「小澤實自選200句の3句アンケート」、澤潺潺賞・澤新人賞発表/座談会、澤新同人発表、同人2012年の1句(自選)等を掲載。澤潺潺賞は赤羽康弘、浅川裕子、岸トミ子、眞瀬雪延の4名、澤新人賞は限果、堀田季何の2名が受賞。総ページ数194ページ。
なお、榮猿丸が今号を以て編集長から退任(何度か依頼を頂き、お世話になりました)。次号から望月とし江の編集となる。
ストーブの青き火の輪や緋の炎 小澤 實
冬帽子脱ぐ駅弁の紐ほどく
脱ぎにける冬帽子なり置けば立つ
以下、「澤集」から。
水中歩行コースはプール右の端 美倉かんな
人形にナイロンの髪木下闇 馬場尚美
切株のアメーバ型よ春の昼 福原桂子
*****************************************************
[BALI] Legong Lasem (Tirta Sari) vol.1 [GAMELAN]
梅﨑さんはブックフェア「アナザー文学の現在―俳句を読まなきゃ文学は語れない」を企画した紀伊國屋書店の店員。
《たった一行の俳句を読むたび、わたしには世界が新しいもののように思える。俳句とは、この現実をただ生きることへの肯定であり、永遠への願いだ。そのような俳句がこれからも生まれてくることを、心から信じている。》梅﨑実奈「文学の秘密をさがして」
ほかに「小澤實自選200句の3句アンケート」、澤潺潺賞・澤新人賞発表/座談会、澤新同人発表、同人2012年の1句(自選)等を掲載。澤潺潺賞は赤羽康弘、浅川裕子、岸トミ子、眞瀬雪延の4名、澤新人賞は限果、堀田季何の2名が受賞。総ページ数194ページ。
なお、榮猿丸が今号を以て編集長から退任(何度か依頼を頂き、お世話になりました)。次号から望月とし江の編集となる。
ストーブの青き火の輪や緋の炎 小澤 實
冬帽子脱ぐ駅弁の紐ほどく
脱ぎにける冬帽子なり置けば立つ
以下、「澤集」から。
水中歩行コースはプール右の端 美倉かんな
人形にナイロンの髪木下闇 馬場尚美
切株のアメーバ型よ春の昼 福原桂子
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[BALI] Legong Lasem (Tirta Sari) vol.1 [GAMELAN]
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