「里」2012年3月号から。
現時点での最新号。大幅な遅刊を取り戻すため、すごい速度で刊行中。あと6ヶ月分で追いつく。
発行人・島田牙城の「峠の文化としての春夏秋冬、あるいは、「ずれ」といふ誤解について」を掲載。
最近、日本気象協会が「二十四節気」を生活実感に合わせて見直すと言い出した(当面強行はされないことになったらしい)。
その後に起こった一連のリアクションを受けての一文で、暦と実感の「ずれ」は(「二十四節気」を成立させた)中国と日本との地理的差異によるものという通念的な見方を排している。暦について考える上で必読。週刊俳句に全文転載されているのでそちらを参照してください。
干大根この細道は神社まで 九里順子
水温むペットショップの瞳たち 月野ぽぽな
夏草や魚眼レンズに母眠る 小林苑を
なんらかの理解始まる春の雨 上田信治
スピーカー上の新書や素麺喰ふ 佐藤文香
ルービックキューブが途中桜餅 宮沢春花
誰よりも凍つ床の間のキンチョール 仲 寒蝉
箱庭に路地裏のあり歩いてみる 河西志帆
そこここに子供の頭 蓮ひらく 男波弘志
現時点での最新号。大幅な遅刊を取り戻すため、すごい速度で刊行中。あと6ヶ月分で追いつく。
発行人・島田牙城の「峠の文化としての春夏秋冬、あるいは、「ずれ」といふ誤解について」を掲載。
最近、日本気象協会が「二十四節気」を生活実感に合わせて見直すと言い出した(当面強行はされないことになったらしい)。
その後に起こった一連のリアクションを受けての一文で、暦と実感の「ずれ」は(「二十四節気」を成立させた)中国と日本との地理的差異によるものという通念的な見方を排している。暦について考える上で必読。週刊俳句に全文転載されているのでそちらを参照してください。
干大根この細道は神社まで 九里順子
水温むペットショップの瞳たち 月野ぽぽな
夏草や魚眼レンズに母眠る 小林苑を
なんらかの理解始まる春の雨 上田信治
スピーカー上の新書や素麺喰ふ 佐藤文香
ルービックキューブが途中桜餅 宮沢春花
誰よりも凍つ床の間のキンチョール 仲 寒蝉
箱庭に路地裏のあり歩いてみる 河西志帆
そこここに子供の頭 蓮ひらく 男波弘志
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