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2008年11 月 8日 (土)

コメント

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野村麻実

少女らも滝になるかもしれぬなり

初夢のあまりに美(は)しき馬の貌

の二句が好きです。羊水の句は“羊水”そのものにロマンが抱けません。。(;;)。


受胎とげしはレオナルド・ダ・ヴィンチか

は凄くコロンブス的発見なのですが、いわれちゃうと大したことないというか、
当たり前に見えてしまって残念な句のように思います。


理髪師が空海の笑みもらしけり

いいなぁ。。。。生きてる者ほど怖いものはないし、
生きている人ほど救いになる希望もまたないのかもしれません。


落つるときニヤリと笑ふ椿かな

落ちる時には笑いたいものですね(>▽<)!!!

関悦史

>野村麻実さま

馬、お好きですものね(この句だと馬に恋しそうです)。
羊水が身近すぎるというのは、こういう句の場合困りますね。

理髪師と空海は、日常に突然永遠性を伴ったあやしげなものが割り込んできていますが、考えたら、カミソリを持った相手に自分の頭を明け渡している場面なので説得力があります(女性が行く理容室ではカミソリで顔をあたったりするのは禁止されているらしいですが)。

私はこの中では「ばかばかしと蝶と蝶とがすれ違ふ」が印象的でした。
蝶の句もかなり多いのですが、こういう象徴性の強さゆえに月並みになりやすい題材をこれだけ使いこなす肝の部分が垣間見えたようで。

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